最新の海外プラスチックフリー情報 2018年6月ver.
PLASTIC 2018.07.02

最新の海外プラスチックフリー情報 2018年6月ver.

こんにちは。グリーンピース・ジャパンの石原です。

夏が近づき、海開きが待ち遠しい方も多いのではないでしょうか。
最近、テレビや雑誌などで、プラスチックによる海洋汚染が取り上げられています。
海の汚染とプラスチックをめぐって、世界で進んでいる動きを紹介します。

世界はプラスチックリデュースに向けて動く

 

止まることなく毎年最大1270万トン毎分トラック1台分ものプラスチックごみが海に流れ込んでいます[1]。すでに多くのプラスチックが海に流出しており、その90%はリサイクルされていません[2]。これからはリサイクル以上に、プラスチックの使用・生産を減らすという川上での対策が必要になります。

そこで、海外では、レジ袋やストローなど、なくなっても困らない使い捨てプラスチック製品の規制がはじまっています。

イギリス

来年から、プラスチック製ストロー、マドラー、プラスチックが芯の綿棒が禁止されることになりました。

インド

ナレンドラ・モディ首相は、6月5日の世界環境デーに、2022年までに使い捨てプラスチック製品を全廃すると発表しました。

ケニア

2017年からビニール袋を禁止。違反すれば、最長4年の禁固刑か、最大4万ドルの罰金刑という厳しい法律が施行。

台湾

ストロー、コップ、レジ袋などの使い捨てプラスチック製品を段階的に禁止し、2030年までに全面禁止する方針を打ち出しました。

台湾の方針策定は、グリーンピースを含む市民社会の声が届いた成果でした。

EU

今年5月末に、欧州委員会(EC)がプラスチックの規制について新しい方針を発表。使い捨てプラスチック製品(ストローや皿など)などの規制をはじめ、限られた貴重な資源を活用する経済分野でリードをとっていくと述べています。

日本

今年6月、海ごみ対策の法律が改正され、事業者にマイクロプラスチックの使用の努力義務を求めるようになりました。

スタバ、マクドナルド…規制に先立ち動いている企業も

 

イギリスのマクドナルドは国内の1300店舗でプラスチックのストローの提供を止め、今年5月から紙のストローを提供しています[3]。

スターバックスは、従業員がプラスチックのストローを使用しない署名を立ち上げたところ、68,000人が参加し、英国内の54店舗でプラスチックストローの代わりに紙ストローを試験的に導入すると発表しました[4]。

家具量販店のイケアも、2020年までに、世界の363店舗で使い捨てプラスチック製品をやめると発表しています[5]。

身近なところから減らそう、プラスチック!

 

このように海外では、使い捨てプラスチック製品の使用減に向けた動きが加速していています。私たちの身近な生活から使い捨てプラスチック製品がなくなることも非現実的ではありません。

これからは、使い捨てプラスチックを減らすことと同時に、使い捨てではない繰り返し使える素材にシフトすること、プラスチックを使用する場合も100%リサイクルすることが必要です。

日本でも、政府も企業も、使い捨てプラスチックがいらないという声がたくさん集まれば、リデュース・リユースを進めていけるはず。
レジ袋やストローなど、身近なところからプラスチックを減らしていきましょう!

「一緒にプラスチック汚染をとめて!」声を届ける>

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参考資料

[1] Jambeck, J R, R Geyer, C Wilcox, T R. Siegler, M Perryman, A Andrady, R Narayan, and K L. Law. “Plastic Waste Inputs from Land into the Ocean.” Science. 347.6223 (2015): 768-771. Print. http://science.sciencemag.org/content/347/6223/768

[2] Geyer, Roland, Jambeck, Jenna, & Lavender Law, Kara L. (2017). Production, use, and fate of all plastics ever made. American Association for the Advancement of Science. http://advances.sciencemag.org/content/3/7/e1700782.full

[3] “McDonald’s Announces Rollout of Paper Straws in the UK and Ireland and New Trials in Commitment to Find Solutions for Plastic Straws Globally” June 15, 2018 http://news.mcdonalds.com/news-releases/news-release-details/rollout-paper-straws-uk-ireland-new-commitment

[4] “Plastic Free Living: Starbucks To Start Using Paper Straws In UK” April 26, 2018.  https://www.huffingtonpost.co.uk/entry/starbucks-in-trialling-alternatives-to-plastic-straws-in-uk-stores_uk_5ae18527e4b02baed1b6a379

[5] “IKEA takes sustainable living to a new level, with new commitments to become people and planet positive by 2030” June 7, 2018 https://newsroom.inter.ikea.com/news/all/ikea-takes-sustainable-living-to-a-new-level–with-new-commitments-to-become-people-and-planet-posit/s/024c3f49-1cda-4bc8-bc47-438d300d77ff

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ライター プラスチックフリーチーム 石原

プラスチックフリーチーム 石原

石原 謙治 Kenji Ishihara
プラスチックキャンペーン キャンペーナー。趣味はサッカー観戦です。

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