環境保護活動への捜査当局の不当介入、ひとまず終了東京地検、グリーンピース・ジャパンのスタッフを不起訴に
RELEASE OTHERS 1999.09.08

環境保護活動への捜査当局の不当介入、
ひとまず終了

東京地検、グリーンピース・ジャパンのスタッフを不起訴に

3月18日に行ったおもちゃの脱塩ビを訴えるアピール行動について、共謀共同正犯の疑いとされていたグリーンピース・ジャパン事務局長の志田早苗と森林問題担当の福田未来子の両名を、東京地検が不起訴処分にしていたことが、8日までにわかった。

脱塩ビを訴える横断幕をおもちゃショー会場で掲げたグリーンピースの外国人ボランティア3人は、建造物侵入と威力業務妨害の疑いで逮捕・拘留された。11日間の不当な拘留ののち、建造物侵入について略式起訴され、罰金を払って3月29日に釈放、すでに本国に帰国している。その際、捜査当局が当初逮捕・拘留の理由としていた威力業務妨害は取り下げられた。
裁判所は「建造物侵入」と判断した理由を、「建物に入ったこと自体」をもって違法であるとした。おもちゃショーの会場であった東京ビッグサイトは公共施設であり、この時もおもちゃショーを始めとする各種イベントが開催されており、市民は自由に出入りしていた。
「建物に入ったこと自体」を違法とするならば、この施設の存在意義をも揺るがす考えられない判決である。グリーンピースは、このように市民に開かれた施設に常識的な手段で入ったのであり、その目的も、塩ビに含まれる有害物質から子どもを守る、というごく常識的なアピール行動のためであった。

また、捜査当局は志田・福田両名について、このアピール行動に関する共謀共同正犯の疑いとし、無理矢理罪状をでっちあげようとしていた。今回、東京地検が両名を不起訴にしたのは、当然の結果である。

また、深川署が事務所から押収していた脱塩ビキャンペーン関係のちらしやプレスリリース等も、近々返却される予定。

すでにこれまで、環境保護や健康を守ることに対する日本の認識の低さ、さらに市民活動に対する警察の不当介入・弾圧に対しては世界中から非難の声が上がっていた。

今後も、グリーンピースは、環境保護活動への市民参加を阻む捜査当局の不当介入・弾圧に対して屈することなく、活発なキャンペーン活動を展開していく。

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