福島・青森県知事への要望書
RELEASE ENERGY 2000.12.04

福島・青森県知事への要望書

国際環境保護団体グリーンピース・ジャパンとグリーンアクション(京都)、原子力資料情報室は、英仏核燃料会社が使用済み核燃料の輸送容器の定期検査を怠っていた件で、福島県知事と青森県知事に、それぞれ、安全管理体制の確立と、使用済み核燃料の搬出・搬入を認めないように要請した。

本件は、電力会社の方と思われる方からの内部告発が、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会」に寄せられたことから明るみにでた。

事件の詳細・内部資料の一部は、美浜の会のサイトで見れる。
http://www.jca.apc.org/mihama/transfer/naibu_shiryo.htm

福島県知事 佐藤栄佐久殿

要望書 2000年12月4日

12月2日付け新聞報道によって、英核燃料会社と仏核燃料公社が使用済み核燃料の輸送容器の定期検査を怠っていたことが明らかになりました。その管理責任は日本の電力会社にあるにもかかわらず、電力会社がこの義務違反の事実を「積極的公開しない方向で折衝する」とし、規制する運輸省や科学技術庁はその要求を事実上受け入れて、事実隠しに荷担したことが明らかになりました。

今回の件では、内部告発が無ければ問題が表面化しない閉鎖的な体質が全く改善されていないことと、管轄官庁と電力会社のおどろくべき癒着体制が明らかになりました。そのため、安全管理体制に改めて強い疑問を抱かせるものです。一昨年のNFT型輸送容器のデータ改ざん問題の教訓が全く生かされていない事を極めて遺憾に思います。

今月19日に、福島第二原発および東海第二原発から六ヶ所再処理工場受入・貯蔵施設へ使用済み核燃料が海上輸送されようとしています。

私たちは、このような癒着した閉鎖体制のもとで輸送に関する安全が守られるとは到底思えません。よって以下、要望します。

搬出県の立場から、今回の事件をふまえて情報の透明性が確保された安全管理体制の確立を電力会社と運輸省・科学技術庁に要求してください。

事件の詳細な報告が当事者からなされること、及びそれを踏まえた監督官庁と電力会社の癒着した体制の改善策が講じられるまでは、使用済み核燃料の六ヶ所への搬出を認めないでください。

青森県知事 木村守男殿

要望書 2000年12月5日

12月2日付け新聞報道によって、英核燃料会社と仏核燃料公社が使用済み核燃料の輸送容器の定期検査を怠っていたことが明らかになりました。その管理責任は日本の電力会社にあるにもかかわらず、電力会社がこの義務違反の事実を「積極的公開しない方向で折衝する」とし、規制する運輸省や科学技術庁はその要求を事実上受け入れて、事実隠しに荷担したことが明らかになりました。

今回の件では、内部告発が無ければ問題が表面化しない閉鎖的な体質が全く改善されていないことと、管轄官庁と電力会社のおどろくべき癒着体制が明らかになりました。そのため、安全管理体制に改めて強い疑問を抱かせるものです。一昨年のNFT型輸送容器のデータ改ざん問題の教訓が全く生かされていない事を極めて遺憾に思います。

今月19日に、福島第二原発および東海第二原発から六ヶ所再処理工場受入・貯蔵施設へ使用済み核燃料が海上輸送されようとしています。

私たちは、このような癒着した閉鎖体制のもとで輸送に関する安全が守られるとは到底思えません。よって以下、要望します。

搬入県の立場から、今回の事件をふまえて情報の透明性が確保された安全管理体制の確立を電力会社と運輸省・科学技術庁に要求してください。

事件の詳細な報告が当事者からなされること、及びそれを踏まえた監督官庁と電力会社の癒着した体制の改善策が講じられるまでは、使用済み核燃料の六ヶ所への搬入を認めないでください。

関連キーワード