データねつ造プルトニウムMOX燃料の輸送船太平洋通過に、ミクロネシア連邦か ら反対声明。フィジー、クック諸島も反発
RELEASE ENERGY 2002.07.11

データねつ造プルトニウムMOX燃料の輸送船太平洋通過に、ミクロネシア連邦か ら反対声明。フィジー、クック諸島も反発

品質管理データねつ造プルトニウムMOX燃料輸送船が、ここ数日の間に太平洋 の国々の排他的経済水域を通過すると見られる。過去にグリーンピースが核輸送 船を追跡したおりのデータと、核輸送船の速度から算出した。現在、輸送船は、 太平洋を航行している。

7月4日に核輸送船が関西電力高浜原発専用港を出港してから、アイルランド政 府(7月4日)、ミクロネシア連邦政府(7月5日)が反対声明を発表し、クック諸 島首相も核輸送の太平洋通過禁止を支持するとコメントした(ABCラジオ オー ストラリア・ニュース 7月10日)
ミクロネシア連邦政府はその声明の中で、同連邦の排他的経済水域の通過に強 く反対すると表明している。
アイルランド政府は、その声明の中で、アイルランド政府の管轄域の通過に反 対し、また、そうしない旨を英国政府から通達を受けているとしている。

*声明仮訳および原文はグリーンピース・ジャパンWebサイト「国際的な反対」参照

核輸送船の通過に反対しているのは、各国政府だけではない。太平洋の国々の市民 も強く反発しており、7月7日には、ニュージーランドから「核のない海」船団・太 平洋の船が抗議行動のため出航した。出航式にはニュージーランド首相も出席、支 持を表明した。

「核のない海」船団についてはグリーンピース・ジャパン Web サイト「核のない海」船団についてを参照

同じ日(7月7日)の午後には、英国政府が核輸送船警備のため派遣したと言われる 駆逐艦ノッティンガムが岩礁に衝突し、座礁するという事件が起きた。事故は起きう るのだ。7月中旬には、同じ海域を核輸送船が通過する。

*輸送航路については排他的経済水域を通らないのは難しい を参照

グリーンピースは以下の理由からこの返還輸送に強く反対している。

海上輸送中に事故・テロ攻撃があれば環境に取り返しのつかない被害を与える
事故・テロ攻撃のリスクを押し付けられる輸送航路沿岸国の了解もないし、賠 償体制もきちんとしていない
データねつ造問題の根本的解決もなく、「返還」によってデータねつ造事件を水に 流そうとしている
そもそも、プルトニウム燃料はウラン燃料と違う性質を持ち、危険性がさらに高まる が、「返還」によりプルトニウム利用開始への動きが早まりかねない
お問い合わせ
グリーンピース・ジャパン
核問題担当 鈴木かずえ

グリーンピースは、核兵器も原子力の発電利用もない世界をめざしていす。 原子力利用から撤退し、省エネルギーと再生可能エネルギーによる電力供給 を提案しています。詳しくはグリーンピース 核問題Webサイトをご覧ください。

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