グリーンピース、スペインとトルコの軍港で軍事行動を阻止ロシアの首都モスクワでは反戦アピール
RELEASE 2003.03.17

グリーンピース、スペインとトルコの軍港で軍事行動を阻止
ロシアの首都モスクワでは反戦アピール

【3月14日 アムステルダム】グリーンピースはこの日、スペイン、トルコ、ロ シアでイラク危機打開に向けた平和的解決を探るよう世界中の政府に対してアピー ルする非暴力、直接行動を行った。

グリーンピースのキャンペーン船、虹の戦士号はスペインのロタ海軍基地で、現 地時間午前9時、米海軍運搬船ケープ・ホーンのペルシャ湾への出航を阻止する ために航路をさえぎる行動に出た。グリーンピースのメンバー2人が当局によっ て逮捕されたが、虹の戦士は港の入り口に停泊中。

一方、トルコではグリーンピースのメンバーが ”NO WAR ? US GO HOME” と大 きく書かれたトレーラーをイスケンデラン港の入口に停車させ、荷降ろしされト ルコ国内へと運ばれる米軍の軍事物資の通行を阻止しようとした。メンバー2人 はトレーラーの上に自らを鎖で繋ぎとめ、4人は車輪の間に鎖で体を巻きつけた。 車上の2人は “NO WAR” と書かれたバナーを広げた。ベルギー、オーストラリ ア、レバノン、イギリス、そしてトルコなど多国籍のメンバーが当局に身柄を拘 束された。

「私たちはイラク攻撃に反対している世界の圧倒的多数の人々と共に、世界の各 国政府に平和的な解決を求め、戦闘に向けペルシャ湾地域で現在行われている軍 隊の増派に抵抗するよう緊急に要請します。グリーンピースはありうるかぎりを 尽くして、世界をさらなる脅威と危機に陥れるこの “戦争” のための軍事動員 を阻止する決意です」とスペインの港に停泊中の虹の戦士号上で、グリーンピー スのカルロス・ブラヴォは述べた。

米軍はすでにトルコ国内の9つの地域に展開しており、軍事物資、車両、兵器等 をイスケンデラン港からトルコ領内へ搬入している。これに関してトルコ政府と 軍は、これは基地の近代化改修の一環であると説明しているが、イズミール法曹 協会の28人の法律専門家はこれを違法であるとする書簡をトルコ共和国の大統 領に送った。(1)トルコ議会の議長、ブレント・アリンク氏も法的根拠のない 米軍のトルコ違法駐留を「恐ろしい」と表現した。

「米軍のトルコ領内における兵力増強は違法、異常、いかがわしい事態です。」 とグリーンピースのバヌ・ドクメチバシはイスケンデラン港の現場で語る。「ト ルコ国内で兵員や軍事物資を動かし続けるブッシュ政権はトルコの国内法を蹂躙 しているのみならず、国際同意を反故にし、国連を無力化し、世界の民主主義を 崩壊させようとしています」と彼女は語った。

ロシアでも今日、グリーンピースのメンバー3人が、プーチン大統領に反戦の決 意を断固として堅持し、第2の安保理決議が採決されれば拒否権を行使するよう 要請すべく、 “Stop Wars”, “Veto War” と書かれたバナーをクレムリンの 正面で掲げたことで逮捕された。

グリーンピースは、戦争は人間と環境を破壊するものであるとして抗議活動を展 開している。第1次湾岸戦争は20万人の命を奪い、生き残った多くの人々が飢餓 や病にさらされ死んでいった。湾岸地域の自然環境へのダメージも戦争が終わっ た今でも続いている。

また、戦争は大量破壊兵器に対処する賢明な手段でもない。大量破壊兵器は世界 から根絶しなくてはならないが、それは平和的な外交交渉を通してなされなけれ ばならず、アメリカとイギリスは軍備廃棄と査察検証の妨害をするのではなく、 自分たちの大量破壊兵器の廃絶に向けた行動を開始するべきである。そしてその 間、国連査察団にイラクの武装解除の時間を与えるべきだ。

2003年2月21日、イズミール法曹協会所属の28人の弁護士はトルコ共和国大 統領、トルコ議会議長、首相、外務大臣、最大野党党首らに宛てた書簡のなかで、 議会が宣戦布告をする前に政府が動議を議会に提出したことをトルコ憲法2条、6 条、7条、87条、92条、106条違反であると告発した。弁護士らは米軍基地の改修 のためとする3ヶ月の米軍専門技術士の駐留許可を撤回するよう要請した。また、 同弁護士らは関係者を起訴すると警告した。
詳しくはグリーンピース・ジャパンNO WAR Webサイトをご覧下さい。

お問い合わせ:
グリーンピース・ジャパン
東京都新宿区西新宿8-13-11NFビル2F
電話 03-5338-9800 FAX 03-5338-9817
キャンペーン部長 福田未来子
広報担当     城川桂子

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