グリーンピースら、原生林伐採業者の侵入を阻止
RELEASE 2003.11.24

グリーンピースら、原生林伐採業者の侵入を阻止

【ホバート市、タスマニア州、オーストラリア】 世界一高い広葉樹の上に「グローバル・レスキュー・ステーション」を設営して、スティックス渓谷の原生林の伐採を食い止めるための活動を展開しているグリーンピースとウィルダーネス・ソサエティー、今日、この世界一高い広葉樹の伐採に使われる重機の稼動を阻止する行動を起こした。

2名のグリーンピースとウィルダーネス・ソサエティーの活動家が、重機に「ブランコ」のようにロープで繋げた椅子に座り込んだ。この重機は伐採された材木をトラックに積むためのものだが、活動家たちがいる限り動かすことができない。

「私たちは日々行われるスティックス渓谷の原生林の破壊を阻止するためにここに来ています。ここにある世界一の高さの広葉樹は、木材チップへと姿を変えられて日本に輸出されるために毎日皆伐されています。木材チップを購入している日本の製紙会社は、タスマニアの貴重な原生林の破壊に加担するのではなく、数多く存在する木材プランテーションや、FSC認証林からの木材チップに切り替えるべきなのです。」とウィルダーネス・ソサエティーのジェフ・ロウは語っている。

スティックス渓谷を、隣接するタスマニア世界遺産地区に併合する案は、ユネスコの世界遺産事務局、IUCN(国際自然保護連合)、オーストラリア文化遺産委員会などによって支持されている。

「私たちはこのような伐採をただちに止めさせるよう、政府に介入して欲しいと訴えているのです。」と、ジェフ・ロウは語っている。

グリーンピースとウィルダーネス・ソサエティーは、2週間前の11月12日から、ここスティックス渓谷の樹高84mのセイタカユーカリの65m地点に、おそらく標高世界一の樹上座り込みステーションを設置して「グローバル・レスキューステーション」と名付け、活動家たちが交代で寝泊りしている。

「様々な国籍の活動家たちがいま寝泊りしている樹上のグローバル・レスキューステーションには、世界中のメディアからばかりでなく、多くの世界中の人々からの支援のメッセージが届いています。スティックス渓谷は、ホバートの町から車やバスで2時間足らずの距離にある一大観光名所です。政府はそんな場所に大規模で破壊的な森林伐採を許可するべきではないのです。」とグリーンピースのキャンペーナー、レベッカ・ハワードは語っている。

スティックス渓谷の森は、オーストラリア最大の天然林伐採企業であるガンズ社(注1)によって伐採されている。同社は世界最大の広葉樹の木材チップ生産企業でもある。スティックス渓谷の森は、ガンズ社の三大購入企業である日本の製紙会社、王子製紙、日本製紙、三菱製紙によって、紙や紙製品となるために、低価値な木材チップへと変えられてしまっている。

(注1) ガンズ(Gunns)社: 本社オーストラリア タスマニア州
タスマニアで木材チップを生産し、世界で最も破壊的に広葉樹の伐採を行っている企業のひとつ。タスマニアの原生林を破壊的に伐採し、毎年500万トンもの天然林からの木材チップを輸出している。そのほとんどが日本向けである。

これまでにもオーストラリアの環境保護団体やタスマニア住民の7割が伐採に反対の声をあげてきているにも関わらず、その声に耳を傾けず、原生林破壊を止めることを拒みつづけている。

サイバーアクション

グリーンピース・ジャパンは、日本の方々に、日本製紙、王子製紙、三菱製紙、およびオーストラリア政府に対してタスマニアの原生林保護をeメールで訴える、サイバーアクションを呼びかけている。
「世界一高い広葉樹が日本の紙になろうとしています!タスマニアの原生林保護を! 」

関連URL
・グリーンピース グローバル・レスキュー・ステーション Webサイト(英語) http://weblog.greenpeace.org/tasmania/

・グリーンピース・ジャパン森林問題(タスマニア)Webサイト

” target=”_blank”>・グローバル・レスキューステーションからの活動日記(日本語)

・グリーンピース・オーストラリアパシフィック(英語)
http://www.greenpeace.org.au/

・ウィルダーネス・ソサエティー(英語)
http://www.wilderness.org.au/

お問い合わせ
グリーンピース・ジャパン
東京都新宿区西新宿8-13-11NFビル2F
電話 03-5338-9800 FAX 03-5338-9817
森林問題担当  尾崎由嘉
広報担当     城川桂子
グリーンピース・オーストラリアパシフィック
電話 0061-438-282-409
広報担当   レベッカ・ハバード(英語)

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