北朝鮮の核実験に断固抗議する
RELEASE 2006.10.09

北朝鮮の核実験に断固抗議する

本日、日本時間午前10時35分ごろ行なわれたと見られる北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)による地下核実験に対し、世界のグリーンピースはグリーンピース・インターナショナルからの国際報道発表を通じて抗議声明を発表しました ( 注1 ) 。実験の厳密な規模や成否については未確認ですが、これにより北朝鮮は世界で9番目の核兵器保有国に名を連ねたことになります。

「北朝鮮の核保有は核不拡散条約(NPT)の弱点を明らかにした。核関連の研究と原子力発電と核兵器のあいだの危険な関係を、あらためて強調してみせたともいえる」――グリーンピース・オーストラリアパシフィックの事務局長スティーブ・シャルホーンは、世界のグリーンピースを代表してこう述べました。

グリーンピースは同時に、日本、韓国、米国、中国を含む関係各国と国際社会に冷静な対応を呼びかけ、六カ国協議再開の必要性を訴えています。

「核保有国がまた一つ増えることを望む人はだれもいないが、米国だけでも5,000発の核兵器を持つ現状が、著しい力の不均衡をもたらしていることについても考慮すべきだ」と、シャルホーンは続けます。「北朝鮮が核実験を行なったことは由々しきことだが、他の国々が北朝鮮に対する対話の道を閉ざすことはもっと深刻な事態を招くだろう」

グリーンピース・ジャパンは、北朝鮮政府には日朝平壌宣言や六カ国協議で合意した朝鮮半島非核化の約束に立ち返るよう訴えるとともに、日本政府には唯一の実戦被爆国としての日本が引き続き非核三原則を厳守し、核保有国の抵抗で暗礁に乗り上げている核不拡散体制の強化に積極的な役割を果たすよう求めます。また今回、北朝鮮が示したとおり核の平和利用と軍事利用に垣根がないことを再認識し、日本が国際社会の疑惑を招いている国内のプルトニウム利用政策 ( 注2 ) を見直すよう求めます。今回の実験が、東アジアにおける核軍拡の引き金になることを絶対に避けなければなりません。

グリーンピース・ジャパン事務局長 星川 淳

注1
North Korea detonates nuke, joins planet’s most dangerous club(Greenpeace International)

注2
「日本の核武装と東アジアの核拡散」 フランク・バーナビー/ショーン・バーニー オックスフォードリサーチグループ/原子力資料情報室(2005)

グリーンピース・ジャパン核問題サイト

グリーンピース・ジャパンNO WARサイト

お問合わせ:
特定非営利法人グリーンピース・ジャパン
東京都新宿区西新宿8-13-11NFビル2F
電話 03-5338-9800 FAX 03-5338-9817
グリーンピース・オーストラリアパシフィック事務局長 スティーブ・シャルホーン
電話 +61 400 514 727
グリーンピースインターナショナル Mhairi Dunlop
電話 +44 7801 212 960

関連キーワード