明治製菓さん、回収するチョコまだ残っていますよ!
RELEASE GOOD LIFE 2008.03.20

明治製菓さん、回収するチョコまだ残っていますよ!

国際環境保護団体グリーンピース・ジャパンは、製菓メーカー大手・明治製菓が、同社の開発した甘味料GF2を使用したチョコレートなどの製品(16品目)を回収したことを評価し、この自主回収を機に、同社がすでに発表している方針どおり、遺伝子組み換え原料をいっさい使用しないよう求めた。

明治製菓は食品衛生法で定められている申請に「手続き漏れがあった」ことを自主回収の理由としているが、食品衛生法で必要とされる手続きは、GF2の製造過程に遺伝子組み換え技術を応用した酵素が使用されているかどうかである。この点について、本日グリーンピース・ジャパンが明治製菓に問い合わせると、「このGF2の製造に使用したバクテリアが遺伝子組み換え技術を応用したかどうかは明確には理解していない。現在、問い合わせ中」と、答えた。

明治製菓は2006年7月のグリーンピースのアンケートに対し「遺伝子組み換え原料は使用しない方針で、最善の努力をいたしております」と、書面で回答しており、今回の問い合わせでもその姿勢に変化がないことを表明している。しかし、遺伝子組み換え表示義務対象外の添加物(大豆レシチン)などには遺伝子組み換え原料を使用している。今回問題となったGF2も、遺伝子組み換え技術が使用されているとの疑いが強い。こうしたことは、同社の方針とは矛盾する。一方、中国の明治製菓では同じ方針が遵守されており、2005年以降、遺伝子組み換え原料を一切使用しない製品をつくる旨をグリーンピース中国支部の問い合わせに応えている。(*1)

「日本では60%以上の消費者が遺伝子組み換え食品に不安を感じている。安心できる食品は、消費者から会社への信頼で形成されるもので、社の方針と異なる行動は消費者を裏切ることに等しい」と、グリーンピース・ジャパン遺伝子組み換え担当の棚橋さちよは語り、「今回、回収されたチョコレート以外にも遺伝子組み換え原料を使用したチョコレートを明治製菓は製造・販売している。方針どおりに遺伝子組み換え原料を一切使用しない製品を作ってほしい」と訴えた。

現在の遺伝子組み換え食品表示の基準では表示対象外食品や原料が多く、消費者は知らずに遺伝子組み換え原料を使用した食品を選んでしまっている。

「不十分な表示制度が消費者の知る権利をうばっている現在、食の安全をまもる企業の責任は大きい。明治製菓の今後の対応に期待が持たれる」と棚橋さちよは結んだ。

(注1) :
中国の明治製菓(廣州明治制果有限公司)からの文書はこちらをご覧ください。

詳しくは:
「そのチョコMatta(待った)!遺伝子組み換えを使わないで」をご覧ください。

お問い合わせ:
遺伝子組み換え問題担当 棚橋さちよ
広報担当 成澤薫

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