鈴木徹の7月1日意見陳述全文
RELEASE OTHERS 2008.07.02

鈴木徹の7月1日意見陳述全文

鈴木 徹

4つのポイントがあります。

1.グリーンピースは犯罪者集団ではありません。私は、数年前から社会貢献に力を入れはじめました。ホームレス数百人への炊き出しをするグループに参加したり、東京湾の汚染を防ぐために海草を植えたり、砂浜を清掃する団体の一員にもなりました。妻と二人で立ち上げた0歳から4歳の子どもとお母さんたちがイベントを行う団体では、地元の青少年センターと協力して、映画を見たり、お菓子作りをしたりしました。お子さん70人、お母さん70人の合計140人で22メートルのジャンボ海苔巻きを作ったこともありました。グリーンピースのボランティアをするのもその一環としてでした。
9ヶ月後にグリーンピースのスタッフになってほしいと言われて、緑豊かで平和な世界にしたいと思い、グリーンピースに入りました。グリーンピースに入った時の挨拶でも言いましたが、グリーンピースの考え方がすばらしいという以上に、僕がグリーンピースに入ったのは、一人一人がとてもすてきな人ばかりだから、というのが一番の理由です。それは半年たったいまも変わりません。

2.横領鯨肉事件について、活動の前線に立っていた一人として感じるのは、これまでに表に出すことができたのは氷山の一角にすぎないということです。この背後には巨悪が隠されている。現場で動いた者として、議論を世間に出さなければならないと思いました。ボックス(鯨肉入りの箱の中身)を見て、そうしたことを確信しました。
東京地検が横領鯨肉の件を不起訴にしたのは、まったく信じられません。検事はまだまだこれから、と言っていました。逮捕されたことよりも、横領鯨肉の件が不起訴になったことが一番ショックでした。

3.窃盗の形で逮捕の際に、青森県警は38名、公安37名、合計75名のチームで乗り込んできたということを聞きました。押収されたものの中には、今回の件に関係ない組織概要にかかわるようなものもあったと聞いています。考え方を共有している仲間たちが捜査を受けていることを聞いて、勾留が決まった22日以降、許せないと思い、水以外一切受け付けないとハンガーストライキを宣言して、9日間続けてきました。自分としては気力の続く限り続けようと思いましたが、弁護士を通じて絶対にやめるべきだという説得を受け、自分の健康のことも言われ、昨日の昼でやめました。

4.上申書にまとめてありますように、今回の件に関しては違法性はないと信じています。多少、行きすぎがあったかもしれません。箱を実際に持ってきたのは私です。
中身を開けたのは私です。ビデオや写真を取って、箱を戻そうとした瞬間に佐藤が戻さないと言いました。箱を持っていく判断をしたのは佐藤と私です。箱を開いたら、バラバラ死体が出てくるような大きな犯罪を感じさせました。これはビデオなどで撮るだけでは済まない、実物をもって暴かなければならないと思いました。
今回の行為について、司法手続きによって罪があるとなれば、責任を取る気持ちはあります。自分がやった行為についてはよく理解しています。

心情としてつけ加えたいのは、自分の愛する家族と仲間のところに一刻も早く帰りたいということです。

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