G8司法・内務大臣会合に合わせて未公開映像を含むビデオを発表 『クジラ肉裁判――あなたならどうジャッジしますか?』
RELEASE OTHERS 2009.05.29

G8司法・内務大臣会合に合わせて未公開映像を含むビデオを発表 『クジラ肉裁判――あなたならどうジャッジしますか?』

グリーンピース・ジャパンは、本日よりイタリアのローマで開催されるG8司法・内務大臣会合に合わせて、短編ビデオ『クジラ肉裁判――あなたならどうジャッジしますか?』をホームページ上に公開した。このビデオは、昨年2008年5月15日に調査捕鯨船団の船員たちによる大規模なクジラ肉の横領を明らかにして告発につなげたグリーンピース・ジャパンの佐藤潤一と鈴木徹の調査活動や、その後の逮捕・起訴の状況を、これまで非公開としていた映像や写真なども含めて発表したもの。佐藤と鈴木が逮捕された同日に鯨肉横領の告発のほうは不起訴とされた不公平な捜査の現状を示し、鯨肉横領の有無も審理に含めた裁判を求めている。

ビデオの英語版『Whaling on Trial』はすでに公開され、世界中のグリーンピース支部を通じて配信されている。本日発表した日本語版は、鈴木が隠しカメラで各地のクジラ料理屋をめぐり、船員たちの横領について証言を得た場面や、告発前に水産庁がクジラ肉の“土産”の存在を否定した電話の録音、さらに2006年に日本へ帰港した調査捕鯨船団の船員たちが、明らかに重そうな大量の個人宛ての箱を運び出している写真など、未公開の映像や写真を新たに加えている。YouTubeで閲覧が可能。

また同時に、グリーンピース・ジャパンを含めG8の国々にあるグリーンピースの各支部は、本日より開催されるG8会合の前に、各国の司法大臣などに宛てて佐藤と鈴木に対する公正な裁判が行われるよう書簡を送付した。日本を含めG8すべての国が国際人権(自由権)規約という国際条約を批准しており、各国はNGOスタッフをはじめすべての市民に対して「表現の自由(知る権利)」を保障する責任がある。さらに書簡では、佐藤と鈴木のクジラ肉裁判を国際的に注視する必要性も訴えた。

グリーンピース・ジャパン事務局長の星川淳は、「この新作ビデオがあらためて描き出しているように、水産庁や共同船舶が必死に帳尻を合わせようとする“土産”のさらに枠外で行われてきた鯨肉横領疑惑は、まったく手つかずのままだ。クジラ肉裁判で鯨肉横領を追及していきたいし、中断している捕鯨船団側の捜査も再開されなければおかしい」と語った。

昨年7月11日に起訴されてから、すでに11ヶ月が経過。公判の日程はまだ決定していない。佐藤と鈴木は現在も保釈中。

森英介法務大臣にあてた手紙(PDF)

グリーンピースのキャンペーンやクジラ肉裁判について詳しくはこちら
スペシャルウェブ企画「だれがホントにクジラ肉を盗ったのか?」

お問い合わせ:
グリーンピース・ジャパン 広報 村上

関連キーワード