8000枚のうちわで裁判を見守る――第五回公判前整理手続き
RELEASE OTHERS 2009.08.04

8000枚のうちわで裁判を見守る――第五回公判前整理手続き

【8月4日 青森】本日、青森地方裁判所にて、昨年7月11日に窃盗・建造物侵入罪で起訴されたグリーンピース・ジャパンの職員、佐藤潤一と鈴木徹に関する第五回公判前整理手続きの協議が行われた。また、今回の協議が青森市内で開催されているねぶた祭の期間中であることから、このグリーンピースのクジラ肉裁判を一般の人にも広く知ってほしいと、2人が逮捕された経緯などを説明した特製うちわを市内で配布している。本日までの配布数は6500枚に達した。

今回の公判前整理手続きの焦点は、7月17日に弁護団が提出した証拠開示請求に対して裁判所が証拠開示決定を下すかどうかだったが、本日の協議までに裁判所が検討に十分な時間を確保できなかったとして、その決定には至らなかった。青森地裁は検察官に対し、7月27日までにすべての証拠を提示するよう命じており、それらの証拠が弁護人に開示されるかどうかの決定は近いうちに下されると思われる。

主任弁護人の海渡雄一弁護士は、「これまで検察官は証拠を十分に開示していないどころか、事件の争点と関連性の高いところを白くマスキングするなどしてきた。今日の協議でも、検察官は私たちの主張にまともに答えられていない。裁判所が検察官から提示された証拠を読んで公正な裁判を行うつもりなら、私たちが要請している証拠を開示してくれるだろう」と述べた。また、本日の記者会見に同席した国際人権弁護士のリチャード・ハーベイ氏も、「検察官が持っている証拠を弁護人に開示することは公正な裁判を受ける権利を定めた国際人権法の基本だ」と述べて、その必要性を強調した。

また、国民主権を保障する「表現の自由/知る権利」にかかわる裁判として一般の人にもこのクジラ肉裁判を知ってもらおうと、8月1日より青森市内で2人の裁判について説明した6500枚のうちわをねぶた祭に集う人々に配布してきた。裁判の経緯を紹介するだけでなく、このうちわを使うことで2人を応援する意思表示をしてほしいという願いが込められている。うちわは明日5日まで配る予定で、合計8000枚が配布される。

次回の公判前整理手続は10月2日に予定されているが、11月20日が新たな公判前整理手続の期日として追加された。

お問い合わせ: グリーンピース・ジャパン 広報 村上 tel. 03-5338-9800

関連キーワード