クジラ肉裁判初公判--「土産」の矛盾と調査捕鯨の不正隠ぺいが明るみに
RELEASE OTHERS 2010.02.15

クジラ肉裁判初公判--「土産」の矛盾と調査捕鯨の不正隠ぺいが明るみに

【2月15日 青森】本日、青森地方裁判所でグリーンピース・ジャパンの佐藤潤一と鈴木徹に対するクジラ肉裁判(注1)の初公判が開かれました。

本日のスケジュールは以下の通り――

罪状認否:グリーンピース・ジャパンの佐藤と鈴木のスピーチ、それぞれ5分間(注2)
検察官と弁護団の冒頭陳述
検察官と弁護側請求証拠の取り調べ
証人尋問(運送会社の責任者):被害者とされるクジラ肉入りダンボール箱の配送業者
証人尋問(共同船舶):「調査捕鯨」を実施している傭船会社のクジラ肉販売担当幹部
ズーム
初公判後の記者会見で、「クジラ肉横領の調査がいかにずさんで矛盾だらけだったかが、本日の尋問で明らかになった。今後の裁判で調査捕鯨の不正な慣行を追及していく自信を深めた」と語る主任弁護人海渡雄一弁護士。
主任弁護人の海渡雄一弁護士は初公判を終えて、「クジラ肉横領の不正な慣行が浮き彫りになった。今日の証人は矛盾だらけであり、今後行う日新丸乗組員たちの尋問で、さらに横領の実態が明らかにされるだろう」と感想を述べました。また弁護団の日隅一雄弁護士は、「本日の尋問で共同船舶の幹部が、日新丸船上において乗組員らが自室に塩を持ち込み、私用のために塩蔵鯨肉を作っていることを認めた。さらに、どのくらいの量を各自が作っているのか監督するシステムもないという証言が得られたのは、クジラ肉横領を明らかにする大きな一歩となる」と語りました。

次回は、3月8日から11日まで4日間の連続開廷となります。3月8日は午後2時から開廷。

(注1)クジラ肉裁判:2008年グリーンピース・ジャパンの職員、佐藤潤一と鈴木徹が調査捕鯨におけるクジラ肉の横領疑惑を追及する中で、公的機関に告発するために横流しの証拠としてダンボール箱入りのクジラ肉を確保したことにより、同年7月11日に窃盗・建造物侵入罪で青森地裁に起訴された事件の裁判。

(注2)佐藤と鈴木の5分間スピーチはウェブでご覧いただけます。
佐藤潤一、鈴木徹のスピーチ

お問い合わせ:
グリーンピース・ジャパン 広報 村上京子
グリーンピース・インターナショナル Communications Greg McNevin

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