グリーンピース 第2回放射線調査を開始 ――福島県で水や野菜なども調査
RELEASE GOOD LIFE 2011.04.04

グリーンピース 第2回放射線調査を開始 ――福島県で水や野菜なども調査

国際環境NGOグリーンピースは4日、東日本大震災で深刻な被害を受けた、福島第一原子力発電所から飛散している放射能の第2回実態調査を開始しました。第2回目の調査は本日4月4日から4月11日の予定です。第1回目の調査を拡大し、放射線専門家を含む2チームで放射線量だけではなく、野菜などの食品、水、牛乳などの調査も実施します。

放射線調査チームには新たにドイツ人とオランダ人の放射線の専門家が加わり、ベルギー人、日本人3名の計6名 (カメラマン2名を含め8名)で、避難指示地域圏外で調査を行います。

グリーンピースは先週、福島第一原子力発電所から北西40kmほどに位置する飯舘村などでの放射線調査を行い、依然として高レベルの放射線量が検知されていたことから、30km圏外においても調査データに基づいた科学的な避難地域設定と、子供・妊婦の優先避難、さらに地域住民への情報・支援提供が必要だと日本政府に訴えました。

グリーンピース・ジャパンの気候変動・エネルギー担当の高田久代は「福島第一原発周辺の住民生活に多大な影響が及んでいる。人体への影響だけではなく、市民生活への影響も考慮しなければいけない。農地汚染や飲料水汚染など周辺住民が受けた影響は大きく、これを過小評価させないためにも、住民が東京電力に対して補償を求めたいとしたときに役立つよう必要データを第三者の立場で集めていきたい」と述べました。

第2回調査チームのリーダーであるグリーンピース・インターナショナルのエネルギー担当キャンペーナーのリアナ・トゥールは、「地震から3週間が経過しているが、予断を許さない状態が続いている。今回の調査でもNGOという独立した立場で科学的なデータを集め、原子力安全・保安院などの説明不足や、矛盾する説明に不安を抱いている被災者の皆さんに的確な情報を伝えたい」と語りました。

グリーンピースは、原発など人や自然を傷つけるエネルギーではなく、災害に強い分散型の自然エネルギーと徹底した利用効率化の推進へ日本のエネルギー政策をシフトすることを訴えています。

<第2回調査概要>

■ 第2回調査概要(4月4日から4月11日の予定)
福島第一原子力発電所の北西地域(避難指示地域を除く)における放射線量や、水や牛乳、野菜などの食品の調査を行います。
第1回放射能調査を行った場所(Google map)http://bit.ly/gaMGnf

■ グリーンピース第2回放射線調査チーム
リアナ・トゥール(オランダ出身、チームリーダー):グリーンピース・インターナショナル エネルギー担当キャンペーナーで放射線の専門家。

トーマス・ブリュアー(ドイツ出身):グリーンピース・ドイツ 気候変動・エネルギー部門チームリーダー。

ヤン・ヴァンダ・プッタ (ベルギー出身) : オランダ、デルフト工科大学を卒業し、ロシア、ウクライナ、スペイン、ベルギー、フランスで放射能汚染の環境調査に参加した豊富な経験を持つ放射線の専門家。

■ 調査で使用する基準の放射線測定機材
– ガンマ線スペクトロメーター:GEORADIS Identifier RT-30 (Super Ident)
– ガイガーカウンター:Radex RD 1503
– 汚染モ二ター: RADOS MicroCont
– ガンマ線スペクトロメーター:Exploranium GR-135
– LB 200ベクレルモニター
– ガイガーカウンター: Radex RD 1503, RadAlert
-コンタミネーションモニター: RADOS MicroCont, Berthold UMO

お問い合わせ:国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

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