原発にも化石燃料にも頼らない、『自然エネルギー革命シナリオ』を発表
RELEASE ENERGY 2011.09.12

原発にも化石燃料にも頼らない、『自然エネルギー革命シナリオ』を発表

グリーンピース、原発にも化石燃料にも頼らない、『自然エネルギー革命シナリオ』を発表 ――2012年、すべての原発停止で日本がよみがえる

国際環境NGOグリーンピースは9月12日、新レポート『自然エネルギー革命シナリオ――2012年、すべての原発停止で日本がよみがえる』を発表(注1)し、日本に存在する54基の原子力発電所のすべてが2012年春までに停止しても、必要な電力をまかなえるだけでなく、雇用の増加や経済効果、温室効果ガスの25%削減目標達成が実現できるシナリオを提示しました。

このレポートは、ドイツの政府機関であるドイツ航空宇宙センター(DLR)および環境エネルギー政策研究所(ISEP)の協力を得て作成しました。同レポートでは、下記が可能となることを示しています。

― 2012年にすべての原子力発電所が稼働停止しても、必要な電力がまかなえる
― 自然エネルギー・省エネルギー技術の拡大による経済効果・雇用増大が見込まれる
― 2020年に、自然エネルギー発電で電力の43%をまかなえる
― 2020年までに、温室効果ガスの25%削減目標を達成できる(1990年比)

主著者であるグリーンピース・インターナショナルの自然エネルギー担当部長、スベン・テスケは、「2012年に日本のすべての原発を稼働停止しても、電力不足に困ることもなく、温室効果ガスの削減目標も達成できる方法があります。この挑戦こそが日本の環境技術を世界トップレベルへと導き日本経済を復活させる道でもあります」と述べました。また、レポート協力者で、環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長の飯田哲也氏は、「日本は豊富な自然エネルギー資源と世界最先端の技術、最大の投資マネーを持つ国だ。自然エネルギーによる’第4の革命(注2)’こそ、東電原発事故後の日本の新しい希望になる」とコメントを寄せました。

さらに、グリーンピース・ジャパン気候変動・エネルギー担当の高田久代は、「東京電力福島第一原子力発電所の事故から6カ月がたちましたが、事故はいまだ収束をみせず、毎日、多くの人々の健康と安全をいまだ脅かしています。このような計り知れない危険と損害を伴う原子力発電にたよらず、一刻も早く自然エネルギー革命を実現するには、政府や経済界からの力強いリーダーシップが不可欠です」と訴えました。

グリーンピースは「2012年、すべての原発停止」に賛同するオンライン署名を実施し、『自然エネルギー革命シナリオ』と共に日本政府に提出する予定です。

注1)レポート日本語版(PDFファイル)

レポート完全版(英語・PDFファイル)

レポート・サマリー(英語・PDFファイル)

注2)第4の革命とは、産業革命、農業革命、IT革命に次ぐ、‘自然エネルギー’革命のこと

お問い合わせ:国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

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