中国地方が原発フリーになることを歓迎――グリーンピース声明。 全国で残り3基 日本に原発はいらない!
RELEASE ENERGY 2012.01.26

中国地方が原発フリーになることを歓迎――グリーンピース声明。 全国で残り3基 日本に原発はいらない!

中国電力島根原子力発電所2号機が27日早朝、定期検査のため停止します。国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、中国地方も「原発フリー」の地域となることを歓迎します。中国電力の電力供給地域の日本海側が大寒波と大雪に見舞われている現在であっても、電力は不足していません。政府の電力予測も中国電力管内では電力がたりることが、示されています(注1)。

島根原発2号機が停止すると、全国で動いている原発は3基となります。政府および各電力会社は、リスクを負いながら原発を運転するという選択肢を国民、顧客がもはや支持していないことをよく認識する必要があります。

政府は大飯原発のストレステストの結果に対して「妥当」と評価するなど、原発再稼働へのプロセスを急いでいますが、福島第一原子力発電所の事故原因が明らかになっておらず、かつ国の原発の安全指針が見直し中である現在、政府が原発稼働の条件としているストレステストは安全性を担保するものとはなり得ません。政府は原発再稼働ありきの強引なプロセスを即刻中止し、市民の声に耳を傾けるべきです。また、中国電力はまだストレステストの結果を提出していませんが、中国電力は止まっている原発の再稼働という危険で無駄な努力をやめると同時に、上関原発の建設からも完全撤退を早期に決定すべきとグリーンピースは考えます。

中国電力は近接する鳥取県と安全協定を結んでいますが、その内容は、原発の運転の是非について鳥取県が意見を述べる権限をもたない内容となっています。しかし、30km圏内にかかる自治体が今後「地元」として取り扱うべき地域であることは原子力安全委員会もみとめています(注2)し、そもそも福島の原発事故を見ても、汚染は30km圏内にとどまらないことは明らかです。文科省の所管する、原発からの放射能拡散をシミュレーションするシステムSPEEDIによって予め過酷事故を想定した試算を行い、放射能汚染を受ける可能性のある地域すべてを、立地県と同等の権限をもつ安全協定を結べる地域とすべきです。

グリーンピースは、原発の電力に一切頼らない「原発フリーの夏」を目指し、「みんなで止めよう再稼働リツイートキャンペーン」を本日開始しました(注3)。

注1)資源エネルギー庁「今後の電力需給対策について」
注2)2011年12月19日 衆議院第一議員会館での政府交渉における原子力安全委員会回答
注3)「みんなで止めよう再稼働リツイートキャンペーン」

お問い合わせ:国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

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