グリーンピース、住民や学生とともに風船で 放射能拡散調査を伊方原発周辺で実施
RELEASE ENERGY 2012.02.11

グリーンピース、住民や学生とともに風船で 放射能拡散調査を伊方原発周辺で実施

国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(東京・新宿)は11日15時頃、愛媛県伊方町にある四国電力伊方原発付近で、2月16日に実施予定の避難訓練にさきがけて、原発事故が起こった場合に放射性物質がどこに飛んでいくか調べるために地元の住民や東京などから来た学生らとともに、約200個の風船を飛ばしました。

風船は生分解性の材料を用いたものを使い、外側に「原発のある伊方から飛ばしました。この風船を拾った人は場所を知らせてください」と書いた紙を付けて飛ばした。風船が届いた場所は、仮に伊方原発で放射能漏れが起こった際に影響を受ける可能性があり、見つけた市民からの情報提供を呼び掛けています。

今回の調査は東京で活動する、グリーンピースの学生ネットワーク「グリーンピース・ユース」が中心に企画したもので、代表の田中真帆は「16日には伊方原発で事故に備える避難訓練が行われますが、『事故も放射能の拡散も予想どおりにはいかない』というのが福島の事故後に分かったことでした。現実に福島原発事故のような深刻な事故がおきてしまった以上、他の原子力発電所でも、同じ規模の事故を想定した避難訓練が必要ではないでしょうか。四国や九州そして瀬戸内海への被害、そしてどれほどの人が長期避難しなければならないか、原発はそんなリスクに値するのかをみんなで一緒に考える日にしたいです」と述べました。

グリーンピース・ジャパンのキャンペーンマネージャー、花岡和佳男は、「伊方原発は地理的に見て、事故が起きれば原発が立地する佐田岬半島は陸の孤島になってしまう可能性が高く、住民避難が非常に難しいと考えられています。愛媛県の中村時広知事は、原発の再稼動について『今の状態ならば、いずれせざるを得ないと思う』と発言していますが、そのようなリスクの高い原子力発電所を再稼動させることに、私たちは反対です。再稼働の動きは、大飯原発の次は伊方原発が焦点になることが考えられます。県民の声によって、原子力に頼らない持続可能な社会は実現可能だと私たちは考えます」と訴えました。


お問い合わせ:国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

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