福島第一原発事故から1年を前に、富士山で「原発のない明日を」願う
RELEASE OTHERS 2012.02.28

福島第一原発事故から1年を前に、富士山で「原発のない明日を」願う

東京電力福島第一原発事故から1年を前に、富士五湖の一つである河口湖で「原発のない明日を」と書かれたバナー(横断幕)を掲げ、日本と世界へ向けて原発のない未来を願うメッセージを発信しました。
国際環境NGOグリーンピースは、本日2月28日、東京電力福島第一原発事故から1年を前に、富士五湖の一つである河口湖で「原発のない明日を」と書かれたバナー(横断幕)を掲げ、日本と世界へ向けて原発のない未来を願うメッセージを発信しました。同時に、世界各国から集まった登山家たちが、日本と世界から集まったメッセージを富士山頂に届けました。

日本、香港、韓国から集まったグリーンピースのスタッフとボランティアによって、「原発のない明日を」と書かれた黄色の巨大バナーが、春を待つうす曇りの山中湖畔に掲げられました。また、世界中から集められたメッセージは色とりどりの布に手書きされ、カナダ、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、ポーランド、スペイン、スェーデン、スイス、アメリカから集まった11人の登山家の混成チームによって富士山頂へと届けられました。

グリーンピース・ジャパンのキャンペーン・マネージャー花岡和佳男は、「富士山は日本だけでなく世界からも愛されている山です。事故から1年を前に、グリーンピースは、原発のない未来を願うメッセージを日本と世界中から集めました(注1)。日本政府、および原発を推進する各国政府は、人々の声をしっかりと聞き、そして受け止め、市民の健康と安全な暮らしを守るべきです」と言いました。

グリーンピース・インターナショナルの核・エネルギーキャンペーナーのアスリハン・テューマーは「福島第一原発で起きた事故は、原子力産業の利益が人々の健康と安全よりも優先された結果起きた、避けることができた人災といえます。世界各国の政府は、原子力という根本的に危険な技術を出来るだけ早く段階的に廃止し、安全で経済的にも将来性のある自然エネルギーへ政策を転換することを望みます」と述べました。

グリーンピースは本日2月28日、本部グリーンピース・インターナショナル(オランダ)が監修・発行した報告書『福島第一原発事故の教訓――原子力行政の制度的欠陥』(原題:Lessons from Fukushima)を発表しました(注2)。この報告書は、事故は日本政府と規制機関、および原子力産業の失敗によって起きた人災であり、福島で起きたような事故が世界中で再発する可能性があることを結論としています。

注1)日本からのメッセージはキャンペーン・サイト『Love!ハイロ』で、世界からのメッセージはツイッターのハッシュタグ(#msgFukushima)を使って集められました。

注2)グリーンピース・インターナショナル、“Lessons from Fukushima”(英語)


お問い合わせ:国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

※訂正
「『原発のない明日を』と書かれた黄色の巨大バナーが、春を待つうす曇りの山中湖畔に掲げられました」と発表しましたが、正しくは「『原発のない明日を』と書かれた黄色の巨大バナーが、春を待つうす曇りの河口湖畔に掲げられました」でした。訂正しておわびいたします。

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