「原発再稼働は心配」78%、「再稼働前に放射能汚染の被害を知りたい」 93% ――「原発ゼロの本州」実現にあわせ、電力に関する全国意識調査をグリーンピースが発表
RELEASE ENERGY 2012.03.26

「原発再稼働は心配」78%、「再稼働前に放射能汚染の被害を知りたい」 93% ――「原発ゼロの本州」実現にあわせ、電力に関する全国意識調査をグリーンピースが発表

国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは3月26日、東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)6号機が未明に定期検査のため運転停止したことにより、「原発ゼロの本州」が実現したことを歓迎しました。また同時に、全国の3,000人を対象に実施した「電力についての意識調査」の結果を発表しました。原発の再稼働について、「再稼働は心配」と78.4%が回答、「原発で事故が起きたら居住地域にどのような放射能汚染があるか原発の再稼動前に知っておきたい」との回答が92.6%を占め、原発の再稼働に不安を感じ、再稼働の判断を下す前に原発事故が起きた際のリスクについて多くの人が情報提供を求めている事がわかりました。

この調査は、グリーンピース・ジャパンがサーベイサンプリングジャパン合同会社に委託し、2012年2月14日~19日の期間、日本全国の15才以上の男女合わせて3,000人を対象に、同社がインターネット上で実施し回答を得たものです。

グリーンピース・ジャパンのエネルギー担当で、グリーンピース福井アクションセンターに駐在中の高田久代は、「今回の調査でも明らかになったように、政府は再稼働を判断する前に、リスクを受ける恐れのある人に予測されるリスクの情報提供をまず行わなければなりません。いま注力すべきは、福島の原発事故の原因究明と被災者保護の確立です。本日未明に柏崎刈羽原発が止まり、日本で現在運転中の原発は54基中1基となりました。再稼働を拙速に決断するのではなく、今こそ日本のエネルギー政策の行方を根本から議論する時です」と語りました。

さらに、「大阪府と大阪市でつくる『府市統合本部エネルギー戦略会議』が福井県の大飯原発再稼働への反対を明確にし、福井県越前市議会が『拙速な再稼働に反対する意見書』を採択するなど、周辺自治体が再稼働に慎重な姿勢を示す中、再稼働を強行しようとする政府の姿勢に国民や周辺自治体が納得できるはずがありません。それは今回の意識調査の結果でも明らかです」と訴えました。

意識調査では、支持する発電方法や、企業に選んでほしい発電方法、福島原発事故被災者の処遇についてなどを問い、回答をまとめています。

グリーンピースは、全世界が教訓とすべき福島の原発事故に注意深く学びながら、現段階での原発再稼動は時期尚早として、「原発フリーの夏」を実現すべく、キャンペーンを展開していきます。

注1)「電力についての意識調査」結果報告書(2012年3月26日発表)

国際環境NGO グリーンピース・ジャパン

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