グリーンピース、回転寿司5社の食品放射能調査を実施 都内のくら寿司のマイワシから、10.9ベクレルの放射性セシウムを検出
RELEASE GOOD LIFE 2012.09.07

グリーンピース、回転寿司5社の食品放射能調査を実施 都内のくら寿司のマイワシから、10.9ベクレルの放射性セシウムを検出

国際環境NGOグリーンピースは9月7日、回転寿司5社(かっぱ寿司、くら寿司、スシロー、魚べい(元気寿司)、銚子丸)の首都圏店舗(東京都、神奈川県、埼玉県)を対象にした抜き打ちの放射能調査の結果を発表いたしました。(注1)

調査結果は、回転寿司5社の20サンプル全てが日本政府の定める暫定基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を下回っているものの、くら寿司品川駅前店のマイワシ(産地:千葉県)から10.9ベクレルの放射性物質(セシウム134,137の合計)を検出しました。

今回の抜き打ち調査は、回転寿司5社の東京都、神奈川県、埼玉県にある10店舗において、7月20日から8月16日の期間で実施しました。調査方法は、市民調査員(ボランティア)の12名が店頭でお寿司を購入し、ネタのみを第三者機関である株式会社エコプロ・リサーチでゲルマニウム半導体検出器を用いて検査したものです。サンプル数は各社4サンプル、計20サンプルです。

グリーンピース・ジャパンでは、今年5月19日から6月10日に、消費者を対象に「食品放射能調査アンケート」(注2)を実施し、約600通の回答を得ました。アンケート結果から「外食に不安を感じる」という声が多かったため、今回の抜き打ち調査は「回転寿司」を対象にしています。

今回の調査結果について、くら寿司の品質管理室は、「弊社の店舗で提供している寿司のネタから放射性物質が出たことは事実として受け止めるが、政府が定める暫定基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を下回っているので、特に問題が無いと判断しています。お客様には、引き続き安心してご来店いただきたいです」とコメントしています。

グリーンピース・ジャパンの海洋生態系問題担当の花岡和佳男は、「どこの海域で獲れた魚なのか、どれほど放射能汚染されているのかを気にして、震災以降に回転寿司を敬遠する消費者の声を聞いています。子供たちに大人気の回転寿司こそ、トレーサビリティーの確立や放射能検査の強化を率先して行い、商品情報を十分に消費者に公開するべきです」と話しています。

注1) 回転寿司の調査結果

注2) 食品調査アンケートの結果


国際環境NGO グリーンピース・ジャパン

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