千葉県の漁港で放射能調査を実施 全サンプル不検出だが、さらなる水揚げ港でのスクリーニングの強化を訴え
RELEASE OCEAN 2012.09.21

千葉県の漁港で放射能調査を実施 全サンプル不検出だが、さらなる水揚げ港でのスクリーニングの強化を訴え

国際環境NGOグリーンピースは本日9月21日、千葉県の銚子港や鴨川港などの放射能調査の結果を発表いたしました。調査結果は、サバやアジなど9サンプル全てが検出限界値(5ベクレル/キログラム)未満で、放射性物質は検出されませんでした。(注1)
今回の放射能調査は、9月3日と4日に、千葉県の銚子港(銚子市)、鴨川港(鴨川市)、和田港(南房総市)、舟形港(館山市)、岩井港(南房総市)、保田港(鋸南町)の6港において実施いたしました。調査方法は、千葉県の漁業関係者の協力のもと、それぞれの港で水揚げされた魚介類を入手し、第三者機関である株式会社エコプロ・リサーチでゲルマニウム半導体検出器を用いて検査しました。

グリーンピースの海洋生態系問題担当の花岡和佳男は、「千葉県の漁港には、放射能汚染が確認されるものと確認されないものが入り混じって水揚げされており、汚染されたものの一部は大手回転寿司チェーン店などに流通されている現状です。千葉県の漁業者を守るため、そして消費者が十分な情報を基に安心して魚を選択購入することができるため、政府や自治体は水揚げ港でのスクリーニングの強化に加え、スーパーや回転寿司店などでの産地表示を水揚げ港ではなく漁獲海域に徹底することと、全ての水産物に関してトレーサビリティーの体制を作ることが急務です。グリーンピースは、千葉県の漁業者と協力して同県の漁港に水揚げされる魚介類を定期的に検査しベクレル数値を公表したり、消費者と共に大手スーパーや回転寿司チェーンなどに働きかけを行っています」と話しています。

グリーンピース・ジャパンでは、今後も漁業関係者と一緒に放射能調査を継続していく予定です。また、8月28日より実施している新しいキャンペーン「ママうみ ~みんなでまもろう ごはんと海~」(注2)と連動し、消費者が安心して買物ができるようにすることで、風評被害を防ぎ日本の水産業の復興につなげることを目指して活動していきます。

さらに、消費者のお魚の購入先の約7割を占めるスーパーや回転寿司店が、どのような取り組みをしているのかヒアリング調査を行う、「ママうみ実行委員会メンバー」(注3)を9月14日から一般募集を開始して、すでに60人近くがメンバー登録を行っています。今後は、ママうみ実行委員会メンバーと共に各社からの回答をまとめることで、普段のお買い物や外食のお店選びにも役立つ情報になることはもちろん、各社の取り組みを後押していきます。

注1) 第11回目放射能調査の結果
注2) 新しいキャンペーン「ママうみ ~みんなでまもろう ごはんと海~」
注3) ママうみ実行委員会メンバー


国際環境NGO グリーンピース・ジャパン

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