中西部大西洋のマグロ類の保護を求め、“マグロ”がマニラの日本大使館などへ請願書提出 ――12月3日から始まるWCPFC第9回年次総会を控え
RELEASE OCEAN 2012.11.29

中西部大西洋のマグロ類の保護を求め、“マグロ”がマニラの日本大使館などへ請願書提出 ――12月3日から始まるWCPFC第9回年次総会を控え

【フィリピン・マニラ、29日】国際環境NGO グリーンピースは本日29日、フィリピンで開催される中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第9回年次総会を控え、マニラの日本、韓国、台湾、アメリカ、そしてEUの大使館や事務所宛てに請願書(注1)を提出し、WCPFCが管理する海域におけるメバチマグロの漁獲量50%削減などを求めました。
グリーンピースのスタッフやボランティアは、マニラにあるWCPFC加盟国や地域の大使館前や事務所前でマグロの人形に扮して、「未来の魚まで獲らないで!」、「マグロの過剰漁業をやめよう!」などとする抗議のバナーを掲げ、漁業国に対して、メバチマグロをはじめとするマグロ・カツオ類の保護を求めました。(注2)

グリーンピース・インターナショナルの海洋生態系問題担当のラギ・トリボーは、「枯渇の危機に瀕している太平洋マグロの資源を回復させるために、漁業国はいま行動しなければなりません。パシフィックコモンズの4つの公海ポケットを禁漁区に設定するなど、効果的な保全管理措置が必要です」と語りました。

さらに、グリーンピース・ジャパンからWCPFC年次会合に参加する海洋生態系問題担当の花岡和佳男は、「中西部太平洋の漁業を管轄するWCPFCは、効果的な保全管理措置を実施できていません。その結果、乱獲や過剰漁業が後を絶たず、メバチマグロをはじめとする複数のマグロ・カツオ類の資源量は激減しています。海洋生態系や漁業だけでなく、日本の食に直結する中西部太平洋のマグロの未来を取り戻せるかどうかは、この会議にかかっています」と訴えました。

12月2日から6日にかけて行われるWCPFCには、日本をはじめ、オセアニア地域、アジア、アメリカやヨーロッパから30以上の国や地域が参加する予定です。急速に減少する太平洋マグロの供給に対処するため、効果的な保全管理措置が求められています。

注1) 日本大使館に提出した請願書

参考:グリーンピースのポジションペーパー

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