グリーンピース声明、プルトニウムMOX燃料使用は安全と民意をないがしろにする――福島第一原発事故後初、高浜原発へのMOX燃料到着に対して
RELEASE ENERGY 2013.06.14

グリーンピース声明、プルトニウムMOX燃料使用は安全と民意をないがしろにする――福島第一原発事故後初、高浜原発へのMOX燃料到着に対して

国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、本日14日、福井県の高浜原発に向けてプルトニウムMOX燃料(プルトニウム・ウラン混合燃料)を積んだ輸送船が関西電力高浜原発へ近く到着することを受けて、下記の声明を発表しました。

「東電福島第一原発事故以後、初めてのプルトニウムMOX燃料の搬入が行われようとしている。政府が2012年に実施したパブリックコメントでも明らかになったように、『原発ゼロ』を望む国民の声は大きい。それにもかかわらず、原発再稼働を前提としてプルトニウムMOX燃料の輸送が実行される事態は、安全と民意をないがしろにするものであり強く抗議する。日本のプルトニウムMOX燃料使用は、海外の再処理工場周辺の汚染を招き、海上輸送にあたって、放射能被害のリスクを世界中に押し付けている。また、本来ウラン燃料用に設計された原子炉でのプルトニウムMOX燃料の使用は事故の危険性を拡大する。日本は、プルトニウム計画ときっぱりと決別するべきである。

日本政府と電力会社が全力を尽くさなければならないのは、福島第一原発事故の収束と被害者の保護だ。ウラン燃料よりさらに危険なプルトニウムMOX燃料を使って、日本の原発をより一層危険な状態にすることは許されない」。

今回到着するのは、福井県高浜町の関西電力高浜原発3号機用のプルトニウムMOX燃料20体で、フランスの大手原子力企業アレバ社が3年前に製造したものです。

輸送船は、英国のパシフィック・ニュークリア・トランスポート社(PNTL)所有の核燃料輸送船「パシフィック・ヘロン」と「パシフィック・イーグレット」で、それぞれ護衛のために30ミリ砲が備わっています。フランスのシェルブール港を4月17日に出港し、南アフリカの希望峰を回るルートを通ると公表されています。航行速度と距離から考えると、計算上13日にも入港が可能となっています。


国際環境NGO グリーンピース・ジャパン

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