プレスリリース、グリーンピース「ハッピーランチガイド」vol.1関東地方版発表 七夕の日に、保育園/幼稚園、農家、政治家とともに ~“子どもたちに無農薬の安全安心な給食と環境”を願う~
RELEASE FOOD 2015.07.07

プレスリリース、グリーンピース「ハッピーランチガイド」vol.1関東地方版発表 七夕の日に、保育園/幼稚園、農家、政治家とともに ~“子どもたちに無農薬の安全安心な給食と環境”を願う~

国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは本日、無農薬の安全安心な給食を導入および導入を検討している先進的な幼稚園をリスト化した「ハッピーランチガイド」を発表しました。本ガイドは生態系と調和した「生態系農業」を広げるキャンペーンの一環であり、全国私立幼稚園の給食に無農薬食材が扱われ子どもたちの食の安全と環境を守ることが目的です。ガイドの作成にあたり、全国私立幼稚園8,019件に給食の安全安心に関する9項目のアンケート調査を行い(注1)、1,037件より回答を得ました。発表に際し、有機給食を実施する保育園園長と消費者参加型の有機農家とともに本日記者会見を行いました。
今回のVol.1関東地方版では全国で1,037件回答を得たうちの1都6県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、群馬県、茨城県、栃木県)に所在する私立幼稚園331件の回答を発表。アンケートを実施した9項目のうち特に、「給食に無農薬食材をほぼ全て導入している幼稚園」は46件、「将来的に無農薬食材を使用したい幼稚園」は230件あり、多くの幼稚園が無農薬食材を安全安心であると受け止め、導入することに意欲的だということが分かりました。幼稚園に有機給食を広げるためには「幼稚園と生産者の直接の信頼関係構築」など回答に基づいた様々な提案や、有機食材の導入について子どもの通う幼稚園や保育園に直接質問するなど、一般の人が実施できる具体的な活動を紹介しています。

グリーンピース・ジャパン 食と農業問題担当 関根彩子は、「『ハッピーランチガイド』は、子どもの食の安全を考えることをとおして、有機・無農薬の地域の生産者と、保育園/幼稚園を含む消費者がつながるきっかけとなることを期待しています。これは化学農薬に頼らず安全な食と環境を守る唯一の解決策として『生態系農業』が広まる大事な一歩となるはずです」と述べました。

記者会見に参加したエイビイシイ保育園片野清美園長は「子どもたちのからだの基礎ができる時期に、安全で安心な食べ物を給食で提供したい。政府には、良い人材を育てたいなら食のことも教育の一環として考え、国の予算を検討してほしい。」と話しました。同じく、なないろ畑片柳義春代表は「安全安心な食を手に入れるためには、消費者自らが立ち上がることが必要です。地域社会が崩壊し、環境汚染が進むなか消費者参加型の有機農業を進めることがコミュニティを守り環境を守る試みです」と述べました。

ハッピーランチガイドに賛同する国会議員より下記の通りメッセージが届いています。
篠原孝衆議院議員(元農林水産副大臣)「有機農業を基軸とした、生態系と共存する農的循環は、食と環境の未来を約束する不可欠な要素です。私も、有機農業の実践を学び、農水省、国会議員の立場で、農業による循環社会の実現に奮闘してきました。子どもの食の安全な給食と、地域の有機農業は、ベストパートナーだと思います。ハッピーランチの取り組みに期待します。ネオニコチノイドの禁止や有機農業の支援を求める皆さんの声を国会に届けられるよう私も尽力します。」

菊田まきこ衆議院議員 「子どもに安全安心な給食をという思いに共感します。 皆さんの声を国会にも届けられるよう頑張りたいと思います。」

ハッピーランチガイドは、無農薬の安全安心な食を求めるより幅広いキャンペーンの一環です。「生態系農業」は農薬を用いず自然の力を賢く利用した農法で、ミツバチなどの生態系や私たちの食の安全を守る唯一の解決策です。グリーンピースは、今後も全国に「生態系農業」を広めるべく活動を続けていきます。

「ハッピーランチガイド~無農薬の安全安心な給食はどこ?~ vol.1 関東地方版」
内容:保育園/幼稚園に有機給食を広げるためのアイデア集。グリーンピースによる給食の安全安心アンケートに参加した関東地方331件の幼稚園の結果を発表。
配布方法:キャンペーンサイトからダウンロード可能。

(注1)アンケートの送付・結果回収は民間調査会社に依頼して実施。
調査期間:2015年3月4日~4月24日
調査項目:給食の安全安心性への配慮、アレルギー児の対応、食材の放射能検査、食品添加物への配慮、遺伝子組み換え食材への配慮、食材の生産者の把握、国産・地元産の積極採用、無農薬食材の使用、無農薬食材導入の将来性の9項目。

参考資料

(1)農薬がヒトの健康に与える影響を示したレポート「農薬と健康ー高まる懸念」
(2)ミツバチを守り化学農薬に頼らない生態系農業の可能性を提言した「Plan Bee 無農薬の生活ー生態系農業への移行」
(3)有害な農薬の禁止と生態系農業推進のため「子ども・ミツバチ保護法を求める署名」を実施。
(4)ミツバチや子どもに有害なネオニコチノイド系農薬メーカー住友化学の株主総会にて抗議行動実施。

国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

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