グリーンピース:虹の戦士号、太平洋で違法操業の台湾船を報告 ーー台湾政府に違法漁業の取り締まり強化を求めて
RELEASE OCEAN 2015.09.15

グリーンピース:虹の戦士号、太平洋で違法操業の台湾船を報告 ーー台湾政府に違法漁業の取り締まり強化を求めて

国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは本日、グリーンピースの船「虹の戦士号」が9月10日(火)にパプアニューギニアの周辺海域で違法操業する台湾籍のマグロはえ縄漁船(Shuen De Ching No.888,詳細は注1)を発見したことを受け、台湾政府に違法漁業の取り締まり強化を求めました。
この問題の漁船は、パプアニューギニア周辺海域やその他の太平洋海域でも漁業管轄をする中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)による認可を受けておらず、無許可で操業していました。台湾および太平洋の漁業規則では、サメのヒレを胴体から切り落とすフィニングにより得られるヒレは、漁獲したサメの総重量の5%を超えてはいけないとしています。この船では、42匹に相当するサメのヒレ75kgが見つかりましたが、ログブック(漁獲記録)にはサメ3匹としか記録されていませんでした。船で違法なフィニングが行われていたことは明らかです。

グリーンピース・東アジアは、漁船を管轄する台湾政府に責任ある行動として、即時違法漁業の停止と透明性のある調査を求めています。加えてグリーンピース・インターナショナル(本部)は船を違法漁船ブラックリストに追加し、水産企業に取引をやめるように働きかけています(注2)。

グリーンピース・ジャパン海洋生態系担当 小松原和恵は、「違法漁業は、海と漁業活動の持続可能性を目指す人々の努力を踏みにじるもので、資源の枯渇に拍車をかけています。海では毎年1億匹以上のサメが殺されており、その大部分がフカヒレ目的の取引によるものです。政府による違法漁業の取り締まりを強化するとともに、フカヒレに限らずこうした違法漁業由来の商材を市場から排除していくために、企業の調達方針の強化が問われています。」と訴えました。

グリーンピースは、過剰漁業や違法漁業に焦点を当て、地域社会が海からの恩恵を末永く受けることの出来るよう、今後も活動を続けていきます。

(注1) 船の詳細情報(英語) http://grnpc.org/Shuen-De-Ching-No-888

(注2) 違法漁船ブラックリスト(英語) www.blacklist.greenpeace.org

国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

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