消費者の7割がスーパーマーケットの有機農産物の品揃えに不満 ーーグリーンピース、アースデイを前に、有機農産物と農薬に関する 消費者意識調査レポート発表
RELEASE 2016.03.23

消費者の7割がスーパーマーケットの有機農産物の品揃えに不満 ーーグリーンピース、アースデイを前に、有機農産物と農薬に関する 消費者意識調査レポート発表

国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは本日、地球環境について考える日アースデイ(4月22日、地球の日)を前に、有機農産物と農薬に関する消費者意識調査に関するレポートを発表しました(注)。調査は2015年12月15日から16日にかけ、全国20代~60代の男女合計1000人を対象にオンライン方式で行いました。

調査の結果、消費者が有機農産物にもつ印象は「安全」(58%)、「健康に良い」(56.7%)と昨今の食の安全への期待を反映したものであり、「野菜の形は多少変」でも約8割(79.8%)の人が購買意欲を示すなど、有機農産物に対する消費者ニーズの高さがわかりました。しかしながら、身近なスーパーマーケットの有機農産物の品揃えについて「十分ではない」(16%)、「どちらかといえば十分である」(51.1%)と、約7割の消費者は不満を抱えており、現状とのギャップが浮かび上がりました。

グリーンピース・ジャパン食と農業担当石原謙治は「9割以上の消費者が農産物を購入する場所であるスーパーマーケットは、環境問題を食から解決する鍵を握っています。有機農産物の取り扱いを増やすことで、有機農業や自然農法など生態系と調和した『生態系農業』を実践する農家を応援し、誰もが安全な農産物を買える選択肢を広げることができます。それは調査結果にもあるように、私たち消費者が望むことです。他国に比べ、日本政府の有機農家支援や農薬規制が立ち後れる中、消費者に近いスーパーマーケットなどの現場がリーダーシップを発揮し、『生態系農業』へのシフトを牽引することが求められます」と述べました。

グリーンピースは、スーパーマーケットなど小売店に対し下記の提言を行い、有機農業や自然農法など生態系と調和した「生態系農業」へのシフトをサポートしていきます。

・今後、スーパーマーケットは環境保護と有機農家支援で積極的に貢献していくべき
・消費者に有機農産物の価値を伝えつつ、農薬に関する情報開示を強化するべき

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