リーンピース、老朽化した関電高浜原発1、2号機の 再稼働審査中止を求めてパブコメ提出 ーー来年で運転開始40年の伊方原発1号機は廃炉へ
RELEASE ENERGY 2016.03.25

リーンピース、老朽化した関電高浜原発1、2号機の 再稼働審査中止を求めてパブコメ提出 ーー来年で運転開始40年の伊方原発1号機は廃炉へ

本日3月25日、グリーンピースは原子力規制委員会に関西電力の高浜原発1、2号機再稼働適合審査書案へのパブリックコメントを提出しました(注)。グリーンピースは、審査書案が老朽化原発である高浜原発1、2号機を適合としていることが「非合理的である」として再稼働審査の中止を求めています。折しも、高浜原発1,2号機よりも新しい伊方原発1号機の廃止が本日決定されましたが、同じ日の本日24時、原子力規制委員会は高浜原発についてのパブリックコメントを締め切ります。

3月9日には、滋賀県大津地裁が、人格権が侵害される恐れが高いにも関わらず、関西電力は安全性の説明を尽くしていないとして、高浜原発3、4号機の差し止めを決定しました。

グリーンピース・ジャパン エネルギー担当の関口守は「司法はこれまでに2回、高浜原発3、4号機の差し止めを決定し、原子力規制委員会による審査の欠陥を指摘しています。2015年4月の福井地裁の差し止め決定は、裁判官が変更された後、2015年12月に覆されました。一方、今回の大津地裁の決定は、原子力規制委員会と関西電力の安全性への取り組みについて、独立の立場で証拠に基づいて審査し、安全が守られないと改めて判断したものです。しかし原子力規制委員会は、そうした司法判断がなかったかのように1、2号機の再稼働審査を進めています。原子力規制委員会の規制では、現実的に安全が確保できないことは明らかです。グリーンピースは、原子力規制委員会が直ちに1、2号機の審査を中止することを求めます。福井県に集中立地する原発の再稼働が地域に与えるリスクは、過少評価されるべきではありません」と指摘しました。

関西電力は大津地裁の3、4号機の差し止め決定を不服として取り消しを求めており、一方、高浜原発1、2号機の再稼働は2019年秋以降になるとしています。グリーンピースは、関西電力が高浜1、2号機を再稼働させること自体そもそも非常に困難であると認識しながら、そのように公言すれば経営的に悪影響が出るためそれを認めていないのではないかと推測しています。

日本を訪問しているグリーンピースの船「虹の戦士号」は、およそ一カ月にわたる東京電力福島第一原発沖での放射線調査のサポートを終え、現在福井に向かっており、3月26日に到着予定です。2016年4月1日からの電力自由化に伴い、一般家庭でも、どの電力会社から電気を買うかを選べるようになります。グリーンピースは、福島で目の当たりにした過酷事故の環境被害の実態、および過酷事故が関西圏に与えうる影響、そして安全でクリーンな自然エネルギーの未来を関西圏及び国内外に発信していきます。

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