高江オスプレイパッド建設とごまかしの返還式典に抗議する
RELEASE 2016.12.20

高江オスプレイパッド建設とごまかしの返還式典に抗議する

国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、12月20日、『北部訓練場ごまかしの返還12・20官邸前抗議行動』に参加し、下記2つの決議文に賛同しました。※グリーンピース・ジャパンは「辺野古・高江を守ろう!NGOネットワーク」構成団体の一つです。
「高江オスプレイパッド建設とごまかしの返還式典に抗議する」
オスプレイの墜落事故について、防衛省は墜落の事実すら認めず、本土マスコミもこれに追随した。沖縄米軍トップは「感謝されるべき」と述べ、怒りをかった。そればかりでない、政府・防衛省は、事故原因も何も明らかでない状況で、沖縄県や名護市の再三の要請を無視し、飛行再開を容認し米軍はこれを強行した。これほど沖縄を侮辱し、沖縄県民を不安と危険に陥れる行為はない。私たちはこれに強く抗議する。オスプレイは即刻飛行を止めるべきである。

高江及び安波のオスプレイパッド建設では、全国各地から派遣された警察機動隊が、建設現場へ通じる県道70号線を封鎖し、反対する住民や市民を暴力的に排除している。現場のリーダーらを不当に逮捕し、再逮捕を繰り返して長期に勾留するなど、弾圧を強めている。

高江地区を取り囲むように配置される6カ所のオスプレイパッド建設は、住民の生活を破壊する。すでにオスプレイが飛び交っているが、低周波を含む激しい騒音に苦しめられている。世界的に貴重な森を破壊し、ヤンバルクイナやノグチゲラなども追い詰められている。

北部訓練場の「返還」は「負担軽減」などではない。使用不可能な土地を返す代わりに、辺野古、高江、伊江島を結ぶトライアングル地帯での基地・訓練機能を集中、強化させるものである。

政府は、北部訓練場の返還式典を12月22日に名護市で開催する予定でいる。一体何を祝うというのか。オスプレイによる騒音と墜落の恐怖を、北部沖縄の貴重な自然の破壊行為を、沖縄へのさらなる基地の押し付けを祝えとでもいうのか。このようなごまかしの式典の開催は許すことはできない。

沖縄の民意を踏みにじって強行されたオスプレイの配備を撤回すること、オスプレイパッドを元の森に戻し、北部訓練場を全面返還することを求める。

2016年12月20日 北部訓練場ごまかしの返還12・20官邸前抗議行動参加者一同

よびかけ:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック/辺野古・高江を守ろう!NGOネットワーク/辺野古への基地建設を許さない実行委員会/ゆんたく高江

「辺野古埋立訴訟の最高裁判所の判決に強く抗議する」
2016年9月23日に沖縄県が上告した、辺野古埋立承認に関する国との裁判について、本日、最高裁判所は、上告棄却という不当判決を下した。

9月16日の福岡高裁那覇支部の判決は、沖縄県による証人申請をすべて却下したうえ証拠調べもせず、辺野古新基地建設に反対する県民の民意を踏みにじって国の主張を全面的に追認し、中立・公平であるべき司法の役割を放棄し、かつ、政府の沖縄差別政策による沖縄への基地押しつけにお墨付きを与える極めて不当な判決だった。

その判決文は、「在沖縄の海兵隊を県外移転できないとする国の判断は合理性があり尊重すべきである」「普天間の危険性を除去するには辺野古移設しかない」などと、政府の主張のコピーであり、「新基地の建設を止めれば普天間の被害を継続するしかない」と、裁判所が政府と一体となって県民を恫喝したものだ。日本の戦後史上、基地問題で、裁判所がここまで政府の主張を丸呑みした判決は例がない。

さらに、「国防・外交は国の任務であり、知事は国の判断を尊重すべきである」として、地方自治を否定し、地方の国への全面的服従を言うにいたっては、中央集権を否定した憲法と、国と地方の対等性促進の方向で改正された地方自治法を、法の番人たる裁判所が自ら踏みにじった、との批判も免れない。

最高裁判所は、「公正・中立な判断を」という我々の望みを打ち砕き、事実審理もせずに上告を棄却し、福岡高裁の判決を追認した。ここに至っては、司法の独立と三権分立は、もはや瓦解したとしか言いようがない。

我々は、このような、司法権を乱用した沖縄の民意の圧殺と沖縄への差別を許すことはできない。満身の怒りを込めて、最高裁判所の判決に抗議する。

2016年12月20日 北部訓練場ごまかしの返還12・20官邸前抗議行動参加者一同

よびかけ:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック/辺野古・高江を守ろう!NGOネットワーク/辺野古への基地建設を許さない実行委員会/ゆんたく高江

国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

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