石油タンカー事故、環境リスクを懸念
RELEASE OCEAN 2018.01.15

石油タンカー事故、環境リスクを懸念

国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(東京都新宿、以下グリーンピース)は本日15日、中国上海の沖合で6日に貨物船と衝突して火災が発生したパナマ船籍の石油タンカーが日本近海で沈没したことを受け、下記の声明を発表しました。
「亡くなった乗組員のご冥福をお祈りするとともに、いまだ行方不明の方々が一刻も早く見つかることを祈ります。グリーンピースは、タンカーに積まれた軽質原油コンデンセート13万6000トン(約100万バレル相当)の流出によって、起こりうる環境への影響を懸念し、今後の除去作業の状況を注視しています。

現時点では、海に流出したコンデンセートの正確な量、どのくらい燃焼または蒸発したかを見積もるのは不可能です。コンデンセートは軽質、無色、ある程度可溶性であるため、濃厚な原油よりも水から分離させるのが一層困難です。

コンデンセートには硫化水素などの有毒成分が含まれており、その揮発により大気汚染が引き起こされます。 さらに、これらの化学物質の燃焼および分解プロセスにおいて、一酸化窒素、二酸化窒素、窒素酸化物、硫黄酸化物などの汚染物質が発生し、ヒトが吸入したり皮膚に触れた場合に有毒となる可能性があります。流出量をできるだけ早く調査し、適切な封じ込めと除去対策を講じなければなりません」

グリーンピース・ジャパンとグリーンピース・東アジアは、事故の概況について以下の報告書を作成しました。

「石油タンカー事故に関する概況報告書」(随時更新)

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