グリーンピースがPeaceにこだわる理由
2018.08.15

グリーンピースがPeaceにこだわる理由

きょうは8月15日。「終戦の日」「終戦記念日」と呼ばれる日です。

日本は1947年に施行された日本国憲法第9条のもとに戦争を放棄し、戦力を保持せず、交戦権を認めないことで、戦争による(直接的な)死者を出さないまま、73年間という長い歳月を積み重ねてきました。

でも、世界では朝鮮戦争・中東戦争・ベトナム戦争・ボスニア紛争・イラク戦争・チェチェン紛争その他、最近ではスリランカやイスラエルやシリアなどで、戦争はずっと、続いています。

イラク・バグダッドの東南約24kmにあるトワイタ原子力研究所周辺に廃棄された資材の放射能汚染レベルを調査するグリーンピース。2003年6月

戦争は、すべての命に対する暴力です。

多くの人の命が失われ、社会が、環境が、持続的に破壊されます。

戦争によって、これ以上何も失うべきじゃない、そう信じた人々の手で、グリーンピースは始まりました。

冷戦下の1969年のことです。

 

アラスカでの核実験の中止を求めて、アムチトカ島にむけてバンクーバーを出航するグリーンピース。
1971年9月15日撮影

当時、アメリカ軍がアラスカで実施していた核実験を中止させるために署名を募り、アーティストを集めてロックコンサートを催した収入で船を借り、実験場にいって抗議行動をしようとした人々の輪は、やがて「グリーンピース」と名乗りはじめました。

以来、グリーンピースは、どんなときでも平和的な方法で活動する、政府や企業から寄付を受けないという原則をまもり、環境破壊が起こっている現場に直接赴いて事実を世界中に発信し、人々をまきこみ、互いにつながることで社会を動かしていく活動を、50年近く続けてきました。

1946〜58年に実施されたアメリカの核実験で汚染されたロンゲラップ島の住民を虹の戦士号で避難させるグリーンピース。1985年5月

核兵器の放射能汚染。油井火災や原油流出、化学兵器による環境汚染。森林破壊。

その他、不発弾や地雷や化学兵器の環境汚染、基地建設にともなう生態系破壊など、戦争という暴力は多くの人命を奪うだけでなく、取り返しのつかない環境破壊をうみ続けます。

そして、戦争のない状態が平和なのではありません。平和とは、多様な人々の間に橋渡しをし、お互いを尊重し責任を受け入れること。平和な世界は、協力、共同、そしてつながりに基づいたものです。平和な世界とは、市民社会が力を持っているところ。一緒に働くことができる場所です。

グリーンピース・ジャパンは、ひとりひとり、そして多様な団体と協力して、環境と平和のための取り組みを続けていきます。地球の生命力と生物多様性を守ること、そのために公正・公平かつ持続可能な社会をつくること、そしてそれを支えるのに必要な、環境破壊や戦争につながらない生産・経済活動を追求することが、グリーンピースのもっとも大切な目標です。

私たちのミッション:
– 生物多様性の保護
– 海洋、陸地、水、大気などの環境汚染の防止
– あらゆる形の核の使用を終了させる
– 平和を求め、地球規模での軍縮と非暴力の推進

ギリシャ・レスボス島沿岸でシリア難民を救助するグリーンピースと国境なき医師団。2016年1月

すべての命をまもるために、わたしたちは「グリーンピース」の名のもと、緑豊かで平和な未来をめざして行動しています。

その行動をささえているのは、同じ未来を夢見る人々の勇気と、力。

その人の輪に、あなたも加わってください。

いっしょに、緑豊かで平和な世界をつくりましょう。

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ライター グリーンピース・ジャパン事務局長代理 ミリンダ・ブーンクオ

グリーンピース・ジャパン事務局長代理 ミリンダ・ブーンクオ

アジア太平洋各地でのNGO活動を経て、2013年よりグリーンピースに参加。グリーンピース・ジャパンでは充実した日々を過ごしています。職員の創造性やチームワークを生かし、ボランティアやサポーターの方々と力を合わせれば、より緑豊かで平和な未来を築くことができると信じています。ぜひ、グリーンピースの活動にご参加ください。

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